あなたも『白鳥とコウモリ』の世界へ―舞台・常滑を巡る旅
シリーズ累計発行部数195万部を突破した、ミステリー界を代表する作家・東野圭吾さんの小説『白鳥とコウモリ』。
2026年7月23日に逝去された東野さんが、生前「今後の目標は、この作品を超えることです」と語った本作が実写映画化され、9月4日に全国公開されました。
物語の重要な鍵を握る舞台となったのが、愛知県常滑市。
小説に描かれ、映画でも実際に撮影された景色は、今もこの町に息づいています。
本特集では、東野さんが遺した物語への敬意と感謝を込めて、作品に登場する常滑の風景をご紹介します。
登場人物たちの足跡をたどりながら、『白鳥とコウモリ』の世界と、物語を彩る常滑のまちを巡ってみませんか。
ストーリー
善良な弁護士・白石健介が、刺殺された事件。
「私がやりました。"すべての事件"の犯人は私です」
容疑者として浮上した一人の男・倉木達郎。彼の自供により事件は解決したはずだった―。
だが、容疑者の息子・倉木和真と、被害者の娘・白石美令は、互いの父の言動に違和感を
抱く。「なぜ父は、殺人を犯したのか―?」「なぜ父は、殺されないといけなかったのか―?」
出会ってはいけない、容疑者の息子と被害者の娘が手を取り合ったとき、"真実"が揺れ動く。
物語は、ここから始まる。「常滑駅」
知多半島の玄関口であり、名古屋駅から直通約35分、中部国際空港(セントレア)からも約10分とアクセス抜群の「常滑駅」。
和真と美令が父の過去を追い、この地に降り立つことで、隠された真相が次々と明かされ、物語が一気に加速していきます。
小説のポイント
・父の手がかりを求め、和真と美令が降り立つ重要なスタート地点。
・日本六古窯の一つとして1000年の歴史を誇るやきものの町の玄関口です。
映画のポイント
・バス停の裏手から駅の看板を捉える構図が印象的なロケ地。
・カメラアングルを意識しながら佇むと、登場人物たちの空気感をそのまま肌で感じられます。
常滑でしか出会えない坂。「でんでん坂」
壁に焼酎瓶が敷き詰められ、足元には土管の焼成時に使用した捨て輪「ケサワ」が埋め込まれた、常滑を代表する風景「でんでん坂」。
ノスタルジックな坂道は、作品の持つ重厚なミステリーの世界観へと深く引き込んでくれます。
小説のポイント
・「やきもの散歩道」内にあり、作中で美令が思わず感嘆の声を漏らす、歴史と情緒を肌で感じられる名所。
・常滑ならではの独特な景観が、作中のミステリアスな雰囲気をより一層引き立てます。
映画のポイント
・印象的な町並みは「予告編」でも使用され、作品の象徴的なカットとなっています。
やきものの町を歩く。「土管坂・登窯・やきもの散歩道」
土管と焼酎瓶が壁を覆い、足元には窯道具「ケサワ」が敷き詰められた「土管坂」。
そして、10本の煙突が立ち並ぶ日本最大級の「登窯(国の重要有形民俗文化財)」。
常滑ならではの焼き物の歴史を感じさせる景色とともに、物語の深い味わいを感じられるスポットです。
小説のポイント
・「土管坂」や「登窯」は、「やきもの散歩道」の旅情を象徴する名所として作中にも登場。積み重なる焼酎瓶や土管、細い路地や坂道を歩くほどに、常滑の歴史と作品の世界が重なっていきます。
・この風景へと辿り着くプロセスこそが、過去を手繰り寄せる手がかりとなります。常滑の情緒ある町並みを巡るにつれ、秘められた想いや物語の真相が少しずつ紐解かれていきます。
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ノスタルジックな土管坂 -
国の重要有形民俗文化財 登窯
映画のポイント
・「とこなめ観光案内所」では、実際の撮影で使用された狸の置物と記念撮影が楽しめるほか、お土産も購入できます。電動アシスト付きシェアサイクルも配備されており、常滑散策の拠点に最適です。
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約20度の傾斜地に8つの焼成室を連ねた登窯は日本最大級
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狸の置物と記念撮影 -
シェアサイクルで少し遠出も◎
路地で見つける、もう一つの物語。「陶兵八」
少し寄り道をすると、狸のオブジェや趣のある建物など、作品の余韻を感じられる場所に出会えます。散策を楽しみながら、自分だけのお気に入りのスポットを見つけてみましょう。
小説のポイント
・単行本のカバーを外すと現れるのが、雑草が生い茂る田舎町の写真。鉢や土管が無造作に置かれたこの風景は、工房&ギャラリーショップ「陶兵八」前の空き地です。
・実際の風景に単行本を重ねて写真を撮れば、作品の世界観に深く浸ることができます。
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単行本の風景と重ねて
映画のポイント
・和真と美令が手がかりを探すシーンが撮影されました。
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お土産購入や陶芸体験が楽しめる陶兵八 -
・シェアサイクルで、少し足を延ばしてみるのもオススメ!自転車で5分ほどの「とこなめ陶の森」では、1970年大阪万博で使用された「月の椅子」などフォトスポットも満載です。
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シェアサイクル -
狸の置物と同じポーズで -
月の椅子でひと休み
・さらに自転車で10分ほどの「うどんの三角庵」は、創業100年の老舗。
※シェアサイクルの貸出・返却は「とこなめ観光案内所」限定となっていますので、返却をお忘れなく!
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メディア出演時の色紙や写真が壁一面に -
映画の世界に入り込む
港町に流れる時間。「鬼崎エリア」
やきものの町から港町へ。
町並みの表情がガラリと変わり、物語は静かな余韻と緊張感を帯びていきます。
小説のポイント
・和真と美令が蒲池駅の近くで立ち寄った小さな郵便局―作中の描写は、実在する「常滑鬼崎郵便局」を想起させます。
・漁港近くの民家で聞き込みを進めるうちに、ついに重大な真実へと辿り着く二人。ここから物語は怒涛のクライマックスへと突き進み、読む者を圧倒していきます。
映画のポイント
・カウンター上にある常滑市キャラクター「トコタン」のPOPや、観光案内所で購入できる狸の置物にもご注目!お土産には「鬼崎のり」がオススメ!
【アクセス】名鉄常滑線「蒲池」駅から徒歩約5分
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鬼崎漁業協同組合の鬼崎のり -
歯切れ・味・香りすべて◎の鬼崎のり
・少し足を延ばした西之口エリアでは、和真と美令の聞き込みシーンが撮影されました。
【アクセス】名鉄常滑線「西之口」駅から徒歩約8分
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吉野屋
創業80余年の手焼きえびせんべいの店 -
撮影スタッフも購入した
「海老ほまれ」が人気!
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西六商店
吉野屋から徒歩1分の鮮魚・野菜店 -
劇中にちらりと映る「みかん」もお見逃しなく!
夕暮れが、一日の物語を締めくくる。
夕日に染まる港を歩きながら、今日一日巡ってきた旅路と作品の世界観に心を寄せてみましょう。
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夕焼けのシーンで余韻に浸る
映画のポイント
・予告映像でも印象的なこのカットは、「鬼崎漁港(蒲池)」で撮影されました。
真実に近づくほど増していく葛藤に大きく揺さぶられる二人に思いを重ね、旅の締めくくりにじっくりと作品の余韻を感じてみてはいかがでしょうか。
【アクセス】名鉄常滑線「蒲池」駅から徒歩約5分
無料シャトルバス「TOKONAME SHUTTLE」
空港から常滑のまちへ、もっと気軽に、もっと自由に。セントレアをはじめとする空港島と常滑市街地を結ぶ「TOKONAME SHUTTLE」は、毎日運行する無料のシャトルバス。
常滑駅、やきもの散歩道、りんくう常滑駅・イオンモール常滑、空港島のホテルやAichi Sky Expoなどを繋ぎ、常滑観光の移動をスマートにサポートします。
“移動はラクに、観光はたっぷり”が叶う、便利な交通手段を活用して、やきもののまち歩きからショッピングを、イベントまで、常滑を欲張りに楽しみましょう!