半田赤レンガ建物 企画展「ハントーフードハント - さぁ、うまいの、ワクワクへ。 -」(はんだあかれんがたてもの きかくてん はんと ふーどはんと さあ うまいの わくわくへ)
開催日 : 2025年04月25日 ~ 2025年07月13日
半田赤レンガ建物がリニューアル!
明治31年にカブトビールの製造工場として稼働を始めた半田赤レンガ建物。今年度で、観光施設として一般公開されてから10年の節目を迎え、新たにリニューアルされました。
これまで共用サロンとして使われていたエリアは、ギャラリースペースへと生まれ変わり、カフェメニューも展示内容に合わせて刷新されます。
リニューアル第一弾となる企画展では、知多半島に伝わる食文化を取り上げ、その背景にある風土や歴史にもフォーカス。発酵食品や伝統食材を通じて、五感で楽しめる展示となっています。さまざまな「食」の物語をお楽しみください。
「ハントーフードハント」の見どころ
知多半島ならではの味噌や醤油をはじめとする多彩な調味料と、個性あふれる食材によって培われてきた食文化を、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感を通じて楽しめる展示をご用意しました。
体験を通じて、地域の食の魅力をより深く感じていただけます。
見る!はここに注目
現在、竹のインスタレーションを手がける専門チームが、鰻をモチーフにした空中モニュメントを制作中です。使用しているのは、知多半島の竹林から間伐してきた全長8〜9メートルの竹を割いた約2000本。合計260本ほどの竹が使われています。展示が終わった後は、竹を炭にして再利用する予定です。
迫力満点の空中展示は、階段を上って上から見下ろすこともできます。上から覗き込むと、シラスのイラストプレートの中にこっそり紛れたカニやエビを見つける楽しみも!
聞く!はここに注目
たまり醤油が作られる際に生まれる音を、醸造元「中定(なかさだ)商店」にて、プロの音楽家が収録しました。
たまり醤油は、木桶の底にたまった液体(たまり)を柄杓ですくい、何度も桶の上からかけ戻すことで、豆味噌の発酵によって生まれた旨味成分がたまりに溶け出し、深い旨味とコクが育まれていきます。
その工程を、まるでその場にいるかのような臨場感で体験できる、没入型の展示としてお楽しみいただけます。
触る!はここに注目
①スタンプラリー
全6種のフード展示コンテンツには、それぞれスタンプをご用意しております。
すべてのスタンプを集めて、フードハンターを目指しましょう!
②ミニ手ぬぐいワークショップ
スタンプを使用して、自分だけのオリジナルミニ手ぬぐいを作成できるワークショップも常時開催しています。
お子様から大人まで、予約なしでどなたでもご参加いただけます。
体験料:900円
対象年齢:2歳~
嗅ぐ!はここに注目
愛知県には、「豆みそ」「たまり」「しろしょうゆ」という三つの独自の発酵食文化がありますが、特に「たまり」のコク深い醤油をタレに使った「うな重」は、この地域ならではの料理です。
たまり醤油はコクがあり、ややとろみがあるため、焼く際に焦げやすい特徴があります。そのため、この独特の味を引き出すには、高度な焼き技術が必要とされます。炭火で焼き上げられた香ばしい香りを会場にお届けするため、うな重の香りが染みついた大将の白衣をお借りし、展示いたします。香りをお楽しみください。
味わう!はここに注目
知多半島の伝統的な郷土寿司「箱すし」を現代風にアレンジしたハントーフード箱すしから、「知多牛のしぐれ煮としらすの箱すし」をお届けします。
知多半島では、毎年春に行われる祭りの際、家庭ごとに「箱すし」が作られる習慣がありました。その歴史ある食文化を、ぜひこの機会にご体験ください。
企画展プロデューサー「つけたろう」
神奈川県出身。日本酒に対する愛情を熱燗で表現する「熱燗DJつけたろう」として、一流料理人とのペアリング、酒造公認のお燗番や燗酒レシピ、酒器のプロデュースなどを行う。
2018年に半田市で行われた熱燗イベントのゲスト出演をきっかけに、知多半島の食の豊かさを知る中で今回の企画展が実現。
「知多半島に来るまでたまりのうな重や生しらすの佃煮なんて聞いたことも食べたこともありませんでした。ここで暮らしている人たちにとっての当たり前が、僕にはとんでもなくユニークなものに思えたんです!そんな驚きやワクワクが、ほんの少しでも伝われば幸いです。ただ、この展示で紹介したもののいくつかは、失われつつある食文化でもあります。この企画展が知多半島の食の豊かさに気づいたり、食べに行ってみようという美味しいきっかけになれば幸いです。」
イベントの概要outline
- 開催日
- 2025年4月25日(金)〜7月13日(日)
- 開催時間
- 10:00~18:00(最終入場 17:30)
- 開催場所
- 半田赤レンガ建物 ギャラリースペース
- 所在地
- 〒475-0867
半田市榎下町8 - 料金
- 500円(中学生以下無料)
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください
- トイレ
- 有
- お問い合わせ
- 0569-24-7031(NPO法人 半田市観光協会)
- 駐車場
- 有
アクセス方法access
-
電車でのアクセス
名鉄河和線「住吉町」駅下車。徒歩5分
-
車でのアクセス
知多半島道路「半田IC」より約10分